瀬名の頭は青く染められていて、でも、頭のてっぺんだけ黒い。
まぁ、あれだね。
染めるお金がないか時間がないんだね。
てゆか、染めるならちゃんと手入れしないと!
『『黄色だったらプリンになるよ』』
思わず口に出した言葉が、愛斗と被る。
お互いを見合わせ、笑う。
『やっぱ、考えることは同じなんだね』
『そうだよ! だって僕ら双子だしね!』
そう言って、瀬名を見つめる。
『やる気になったか?
教えてやる。
ここのチームは、鉄パイプだ』
自信満々にそういった瀬名を、愛斗と2人で見て、首をかしげる。
鉄パイプ?
何、それ。
人間じゃなくて、鉄パイプなの!?
『てめぇら、勘違いすんなよ。
ここの連中は、鉄パイプを使うんだよ。
てめぇらの総長さんと黒狼は、ナイフのところにいるだろ?』
そう言われ、翔君達の方を見る。
……確かに、ナイフを持っている奴らばかりだ。
『で、ここは、鉄パイプなわけ。
分かるか?
んで。俺がそのリーダー』
へぇ? つまり……
『『お前を倒せばいいわけね』』
『ご名答』
ニヤリと笑う瀬名を睨みつける。
ご丁寧に集合体の形まで教えてくれるとはね。
まぁ、翔君は気づいてると思うけど。
『『油断大敵だよ? おじさん』』
ボクと愛斗のおじさん呼びが癪に障ったのか、睨みつけてくる瀬名。
『てめぇら、覚えてろよ?』
『『そっちこそ』』
ニヤリと笑い、瀬名に殴りかかった。
ー愛哉サイドendー



