嫌いな人種だと思ったけど、案外そうでもないのかもしれない。
まあ、これが、男にも女にも愛される理由か。
何となく納得して、ソファに埋もれたまま眠りに落ちた。
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ガヤガヤ…
……ん?
ん? ガヤガヤ?
なんで周りがこんなに賑やかなのかしら?
不思議に思いながら、重い瞼を開け、重いからダン無理やり起こして立ちあがる。
……何かあったのかもしれない。
『……なんでここにいるの』
ガヤガヤの原因は、双子によるお菓子パーティーだった。
『他の人は?』
『『僕らだけだよー』』
そう言いながらもなお、お菓子を食べ進める。
『……双子』
『『僕! 双子って名前じゃない!』』
そう言って笑った双子。
『ボクは愛哉!!!!』
『僕は愛斗!!!』



