黒狼と猫の総長様





そう祈りながらドンドン黒くなっていく翔に視線を移す。




『『レーちゃん、何見てるの?』』





私の視線に気づいた2人が、私の視線を追う。





そして、また、固まった。





……まぁ、また自業自得だから。




助けないけどね。




それにしても、愛哉と愛斗は全く懲りない。




あんなにこっ酷く怒られ、何故折れないのかが逆に不思議だ。





『翔、その辺にしたら?』





腕につけている時計を見て、そう声をかける。




『あ? 何で』





嫌そうに、それでも私の言葉で止まった翔の手から、慌てて逃げ出す2人。






『そろそろ、お昼。


お腹すいたの、私』






そう言って、私は翔に向かって満面の笑みを浮かべたのだった。