黒狼と猫の総長様





『次の、満月』





『……はい?』






『次の満月の夜に、決着をつける。


満月には、何かが起こる』





そう言った私の顔を見て、壮一が頷く。





『……分かりました。


加藤の方に、送っておきましょう。

決戦は、






1ヶ月後。





次の満月の夜。と』






『……お願い』







そう言って笑うと、壮一が笑い返す。





それが、嬉しいことなのだ。



私にとって、笑うと笑い返す。
泣くと、慰めてくれる。

そんな人が、大切なんだ。





昼の空にうっすらと浮かぶ月を見上げる。





昨日、満月だったからか、まだ満月に近い形だが、一部が欠けていた。





決戦は、





この満月が、消え、また、満ちた時。





見てて、祐希、お父さん、お母さん。




私は、仇を取ります。