黒狼と猫の総長様




『イライラすんだよ。



お前を見てると。

お前が、琉や双子とくっついてるの見ると。

ムカついて、あの3人を蹴り飛ばしたくなる。

だけど、なんでイラついてるのかなんてわからなかったから余計にイラついて!』





『……か、ける⁇』





待ってよ。



それ、琉達に嫉妬したように聞こえる。




私の、聞き間違いだよね?



自惚れだよ、ね?




『……玲彩。



俺は、お前が好きだ』
















真剣な目で私を見て、ゆるぎない瞳で見つめてくる翔から、どうしても目が離せなくなる。





『……でも、私は』




『兄貴の事なんて、どうでもいい。



玲彩の中に、兄貴が居るってのは分かってる』







違う。



そうじゃない。




確かに、私の中には祐希がいる。



けど、もうそれは、恋愛感情じゃない。