黒狼と猫の総長様





私の助けを求める視線に気づいた壮一だったが、苦笑いを浮かべて頭を横に振る。





まさか、解決策なしですか?




なんでこんな怖い目に。




いまから、加藤と戦うんだよ?



その前に、死よりも怖いものを見てどうする。





……あれ?

それは、いい事なの?



そしたら、死なんて怖くなくなる。




そう思い、近づいてくる翔をじっと見る。





『……玲彩』





私を呼んだ翔は、愛哉と愛斗が引っ付いているにも関わらず、私の腕を引っ張る。





『……なっ』





『『いったっーーー!』』





私が立ち上がった反動で、2人が私から落ちる。




結構鈍い音なったよね?




大丈夫なの?