『出来ないのー?』
『もしかして翔君って』
『『案外ヘタレなの?』』
ニヤニヤしながら、俯いて震える翔を馬鹿にする2人。
ああ、これは、あれか。
子供になったんじゃなくて、黒くなったのか。
翔を弄るために?
……なんて面倒な。
『……てめぇら、誰がヘタレだって?』
殺気を放ちながら翔が2人に近づく。
『『翔君以外、誰がいるのー??』』
そんな翔を、なおも弄る2人。
愛哉、愛斗。
絶対そこで終わった方がいいよ。
私、忠告したからね?
後で文句なんて言わないでよ。
心の中でそう言って、唯一の救いである壮一に目線を向ける。



