黒狼と猫の総長様





『『琉君ばっかり!』』




『だから、そんな事ない』




そう言った私をキッと睨み、未だ膝枕している琉を膝から落とした。




『いっ……』




ゴンっと音を立てて頭を打った琉が、頭を抱えてうずくまる。




『……琉?

大丈夫?』




立ち上がって手を差し出そうとした私の手を払い、愛哉と愛斗が抱きつく。




『『だーめ!!!』』




……助けて。



何なんだろう、この双子は。




『……お前らも、離れろ』





見ているだけだった翔が、私の視線を感じ取ったのか声をかける。




『『イヤだね!


だったら、翔君もだきつけばいーじゃん!』』






その言葉にそう返し、フンッとそっぽを向く2人。



……なぜ?




何があって、子供みたいに?