黒狼と猫の総長様





琉を見てワーワーと騒ぎ立てる愛哉と愛斗に制止をかける。




『……愛哉、愛斗』




人差し指を唇に当て、声を出さずに笑う。




それをみた愛哉と愛斗は、琉を睨みながらも静かになる。





『僕、前から思ってたんだけどさー』



『レーちゃんって』



愛哉の言葉に愛斗が続く。



『……ん?』






『『琉君に甘くない!?!?』』





大声でそう声をそろえて言う愛哉と愛斗。




その声が余程煩かったのか、琉が唸りながらうっすらと目を開けた。




『……そんな事ない。


ねぇ、琉?』



『……うん』




突然話を振った私に、寝ぼけながらなんの事かわからずも返事を返す琉。






あれだよね。




愛哉と愛斗とはまた違う可愛さっていうの?




母性本能が働く可愛さ。




愛哉と愛斗、黒いじゃない?



お腹の中が。