黒狼と猫の総長様






私の言葉に、壮一が固まる。




『今、時雨組に居るんですか?』






『……うん』






『生きて、るんですよね?』





『……うん』




そこまで言うと、何か安心したのか、力が抜けたのか。



壮一が私の肩にもたれかかってくる。






『……壮一?』





『……すいません。安心、して』




『別にいい。


……月夜がどうかした?』





もたれかかったままの壮一の顔を覗き込み、そう聞く。




『……月夜は、俺の兄なんです』






『……え?』





月夜が、壮一の、兄……⁇



……でも、月夜は私が小さい時からずっと一緒に居た。




私の幼馴染として、隣に居た。



でも、私は壮一の事を知らなかった。




それに、生きてるんですかって……?