黒狼と猫の総長様





『……何が?』



壮一の言葉にクエスチョンマークが踊る。




『時雨組です』




ああ、そっちか。




『力、貸してもらえる事になった』





『そうですか。

さすが、玲彩ですね』





私の言葉に安堵した笑みを浮かべ、壮一が私の頭をポンポンと撫でる。





『……分からないけど。

取り敢えず、ありがとう?』





『何故疑問系なんですか。
俺、褒めてますよ?』






……そうか。




誰かと似ていると思ったけど。





『壮一、うちの月夜に似てる』





その言葉に、私の頭を撫でていた壮一の手が止まる。




『……何?』





『今、月夜って言いました?』





『言ったけど』