黒狼と猫の総長様




『『レーちゃーん!』』



教室に入ると同時に、愛哉と愛斗が抱きついてくる。




『離れろ』




『……離れて』





そんな2人を、翔と琉が私からひきづり剥がす。




『『いーじゃんっ!

独占欲強い男は嫌われるんだよ⁉︎』』




そう言って頰を膨らませる愛哉と愛斗を、翔と琉が睨みつける。





『……何?』




『お前は知らなくていんだよ』





『……そう?』





『ああ』




そう言った翔に頷いて、引っ付いている琉の頭を撫でる。





『『琉、抜け駆け禁止だよー!』』



そう叫んだ愛哉と愛斗に、今度は琉が、引き剥がされる。




『……玲彩』




私を見ながら剥がされた事に落ち込む琉に、苦笑いをする。






……ごめん、琉。


そればかりは私にもどうにもできないや。






『玲彩、どうでしたか?』