黒狼と猫の総長様





暫く、大広間で待っていると、大勢の人が集まってくる。




『……揃ったか?』





私の言葉に、月夜が頷く。





『……皆、今まですまなかった。


時雨組の若のくせに、過去を引きづり、この家に帰ってこなかった事を、謝る』






そう言って皆の前で頭をさげた。




『若!』




『いいんっすよ、若! 俺たちは、いつでも若についていきますから!』





そんな皆の言葉に、顔を上げ、笑う。





『今回、集まってもらった要件を言う。




……力を、貸して欲しい』






そう言い、皆の顔を見渡す。





『加藤が、現れた。



祐希の事も、組長と副組長の事も、今回でケリをつける』





私の言葉に、誰1人話さず、真剣に耳を傾ける。