その時は高まる怒りを抑えて、その場を去った。
あのまま居たら、きっと加藤達を殺していたし、そんな事したら、あいつらと同類になるから。
……私は、祐希を殺したんだ。
それだけで、もう、胸が苦しかった。
『……若?』
組の人たちと話も聞かず、私は家に帰らなくなった。
高校生になって、幾分か大人になった分、今はあの家にも行けるようになったけど。
思い出が多すぎる。
あの家は。
中学の頃から、変な噂を流されて、私に友達なんてできるはずなかった。
でも、否定しなかったのは、違う意味でも、私は汚れてるから。
否定、できなかった。



