祐希のお父さんが透さんで、お母さんが遙さんって知った時は、本当に驚いた。
それと同時に、納得した。
祐希は、透さんと遙さんの、良いところをちゃんと受け継いでいる事がわかったから。
私は、そのパーティーの後から、積極的に参加するようにした。
もちろん、他の財閥とか大物企業のトップとかの情報を頭に入れるためでもあったけど。
1番の目的は、祐希に会う事だった。
次第に会う数が増えていき、祐希は透さんに連れられて、私の家に来るようになった。
……私達は意気投合して、ますます、仲良くなった。
一緒に海外の大学へ行き、勉強に励んだ。
もちろん、私たちはそこでは異常で、周りの人たちから遠ざけられていたけど。
2人でいたから、楽しかった。
そうやって、いつも通り、学校から帰る途中。
祐希が、拉致られた。
海外のマフィアで、私が時雨組のお嬢と知っての事だった。
……もちろん、助けに行った。
さすがに無傷とは言わなかったけど、ほぼ擦り傷だけで助ける事ができた。
……その時、くらい、かな?
私は、異常な上にもっと異質な存在として、虐げられた。



