黒狼と猫の総長様





『……何でそんなに笑ってる?』




私の後ろから、低い声が聞こえる。



振り返ると、眉を顰めながら笑っている3人を見ていた。




『……さぁ』




『……訳分からねぇ奴ら』




そう言いながらも、嬉しそうに笑う翔。




きっと、みんなが笑ってるのを見るのが好きなんだろう。




『琉はまだ、戻ってきてないのか?』




『……ええ』



翔に頷いて、外を眺める。




『……そう言えば、返事、どうしたの?』




『返事?』




『……そう。

告白、されたんでしょう?』




そう聞くと、何を思ったか、ニヤリと笑う翔。




『気になるか?』





『……そうね。


どんな返事をするのか、興味はあるわ』





私がそう言うと、何か落ち込んだように溜息をついた翔が、口を開く。




『断ったよ』






『……そう』