『……あの、、失礼ですが玲彩さんとルキさんの関係は?』
敬語が、気持ち悪い笑みを浮かべながら聞いてくる。
関係の質問なんて、面倒だから答えないけど。
ここはルキにパス。
『……俺と玲彩は、、、
恋人だ』
そう言ったルキの頭を叩く。
いや。殴るかな?
たぶん今までのダントツで早く。
『ソレはないから』
意味の分からないルキの言葉を訂正する。
『……強いていうなら、ルキは私の兄みたいな人かな』
『……兄っ!? そ、そんなふうにおもっててくれたのかっ!』
なぜか感動し始めたルキに抱きつかれながらも唖然としている皆をみる。
そのあと、未だに抱きついているルキを醒めた目で見つめながら一言。
『……こんなきもい奴の恋人なんてごめんよ』
『…………いじけるからな!!!』
そんな言葉を受けたルキは一言叫び部屋の隅で 何かを書き始めた。



