えっ…!?




『えっ!?』




驚いて私を見る男の人。


い、今…私はなんと!?


最悪だ…


いつもの悪いクセが出てしまった。


思ったことをすぐに言ってしまう


というのが私の悪いクセ





「ちょっと晴琉!?
大変失礼しました…」




固まる私の前でミサが男の人に頭を下げて謝っていた。


完全に私フリーズ状態だ!


ミサが私の腕を引っ張り、スタスタ歩いていく…




「ミサ、私、名前!」


「あんたあの人の名前、知らないの!?」


「へっ?」




もしかして芸能人とか!?


モデルさんとか!?




「里見 大翔、学校一のイケメン…
通称 王子様」




さとみ ひろと?


イケメン?


それに王子様!?


んー…


そんな人学校にいたかなー。


去年の事も思い出してみたけど、記憶に残ってない。




「知らない」


「あんたバカなの!?
みんな女の子は、気安く話しかけたりなんて、周りの目を気にして出来ないんだよ?」


「えっ!?そうなの!?」





目を大きく見開くミサの言葉に驚く。


どうやら私は、とんでもない事を仕出かしたみたいです…