コラボ小説 【恋する3秒前…】



-大翔 side-



「私、あなたに恋したみたいです!」



そう言ってポニーテールを揺らしながら、腕を掴んできた君に恋したのは俺の方。


だから、俺の方から攻めていきたい…


そう考えているけど、いつも隣には静香がいる。


俺の腕を掴んで離さない…


言ってしまえば、ただの幼なじみ


俺が自由なのは放課後だけ…


今日も放課後、晴琉ちゃんに会うために靴箱の前で待っている。


けれど最近、やけに冷たい態度の晴琉ちゃん…


ポニーテールを揺らして歩いてくる晴琉ちゃんを見つけ



『晴琉ちゃん!』


「ごめんなさい…」



つぎの日も、そのつぎの日も俺は振られてばっかり…


俺、何かしたかな?


振り向かせたいのに…


一緒に笑ってほしいのに…


俺のこと嫌いになったのかなー…


あっ、俺すごい弱気になってる!?




今日も負けじと、晴琉ちゃんに振り向いてもらえるように頑張る。


それに答えてほしいからね。





-大翔 side end-