「そんな固苦しくしなくて良いんだよ?

挨拶してなかったね、それはこっちが悪かった
それじゃ、火帝から順番に挨拶してくれるね」
マスターがそう言うと火帝から自己紹介を始めた

「俺様は火帝の称号を持つ男、ヒキ様だ‼︎
覚えておけ小僧。属性は見ての通り火だ

お前、本当に俺らの事…まぁ、いい。」
兎に角元気だな。
でもやっぱり警戒してる

「宜しくお願いします。」
(やっぱり、帝達の気配知らないふりしてた方が良かったかな?)
アルムにそう言うと頬を擦られる
心配するな、とでも言うかのように

帝達もアルムが魔獣か何かだと思ってたのか驚いた表情は見せなかった

僕も有難うと、アルムの背中を一撫でした

「次は私ね。
私は蒼巴(アオハ) 水帝の称号を授かってるわ
伊月君だったわね、宜しく頼むわ。」
とても冷静で亜埼に似てる人だと思った
「はい。宜しくお願いします」

「今度は〜私〜!
私は翡翠(ヒスイ)って言うの!木帝の称号を持ってるの!宜しくね♪
いっ君まだ学生なのにSSランクって凄いね!!!!尊敬しちゃうな〜!」
この人…真嶋じゃないのか?
同一人物としか見えない。
っていうか…いっ君…?
世界に自分と似てる人が3人いるって本当の事なんだな
1人で感心してると誰かが僕を呼んでる声がした
其の声でハッと我に返る