これ以上したらほんとに死ぬ…ってか、心臓がもう…破裂する…っ


鼻の頭に血が集まって、今にも鼻血が出そうだっていうのに…っ



「……分かった。その代り」


「え?」



ほっと胸を撫で下ろした私の両手を掴んで



「別れるとか、もう絶対言うな」



鋭い目付きで釘を刺すようにそう言うカイ。


それに対してコクンと喉を鳴らして



「…ん、言わない」



そう答えると、はぁーーっと深い息を吐いて、甘えるように抱き付いてきた。



「良かった…」


「うん…ごめんね」