「ギャーッハハ!!何それ最高!!」


昼休み、ミカに報告をするとコイツまで笑い転げやがった。


ふざけるな私にとっちゃ最低だよ!!


ていうかね?この微妙に腫れた瞼にあなたは気づいてくれないのですか?



……もう、カイの顔なんて一生見れないほどショック、というより恥ずかしい思いをしたのに。



「ヒー、お腹いた!カイくんやば!」


「あぁ、もう、いろんな意味やばいよね」


「それで、せっかくの記念日は何もせずに帰った、と」



せっかくの、そう、せっかくの記念日だというのに。


私は付き合うのが初めてで。1年ってすごくおめでたいことで、盛大に祝うものだと思っていたのに。


それなのに、それなのに…


あんなことに、なってしまうなんて。



「カイくん相当疎いわね」


「疎いっていうか…」



本当に、私のこと好きなのかどうか…それすらも怪しくなってきた。