更に、 「毎日弁当も作ってもらう訳だし……礼もかねて、これから毎日バイクで送り迎えしてやるよ」 なんて、恐ろしい事を。 提案したアクマに、喉が痛いにもかかわらず――…… 「……いらないっ‼!」 気づけば大声で叫んでいた。 あんな運転、命がいくつあっても足りない。 この命令だけは、なんとしてでも阻止しなくては!! 「嫌だ嫌だ、絶対嫌だ。 バイクなんて二度と乗らない、絶対乗らない。あんなもん大嫌い。次はありませんからっ‼! それじゃあ」