「なんなら、もう一回するか? 卒業までお預け食らってんだ。キスぐらい良いだろ?」 「ヤダ‼やめて、近寄らないでっ‼」 本気で逃げ腰になるあたしを見て、アクマはとても愉快そうに笑った。 「嘘だよ……凪桜が嫌がる事はしねぇ。そこんとこの約束は守る。 お前のペースで歩くっていったろ?」 バイクのエンジンをふかすアクマ。 そろそろ帰るようだ。 あたしはようやくほっと息をついた。