不機嫌さマックスのアクマが、あたしの首根っこを引っ掴んできた。



「何だよ『友達として』って……俺が望んでんのは、そーゆー答えじゃねんだよ」



先ほどとは打って変わったアクマの様子に、あたしは慌てて弁解に入る。



「だだだだ、だってさ!?付き合うっていったら、キス以上の事もしなきゃなんないじゃん‼

あたし、キスしたいと思えるまで、阿久津くんの事好きじゃないんだもんっ‼」