まだ帰るつもりはないらしいアクマ。


本当は嫌だったけど、もう反抗する気力も無かったあたしは仕方なしにバイクを降りる事にした。






はぁ~……きれいだ……。


思い思いにライトアップされたカフェが、ロマンチックな雰囲気を醸し出している。



アクマが怪我をしていなかったら、普通にデートしているように見えただろう。



しかし怪我をしたイケメンは思いのほか目立つらしく、通りすがる人々が驚きの表情であたし達二人を見てきた。