「今の女とは別れるからよ……お前も今日で阿久津とはお別れだろ? どっちみち一緒だ。律儀に待ってやる必要なんかねぇよな」 「……っ‼!!」 そう言って、海藤の手があたしの制服にかかる。 人は本当の恐怖を感じた時、何も出来ないものだという事をあたしはこの時初めて知った。 自己中で乱暴な男。 今更ながら、アクマがどれだけ自分を丁寧に扱っていたかが良く分かった。