「阿久津は学校を出てく時、大変な事をしでかしてくれてな……俺の顔に泥を塗ったんだ。 今日はその阿久津に落とし前つけさせてやろうと思ってよ。こうして彼女の凪桜ちゃんを招待したってわけさ」 そう愉快そうに話す海藤は本当に不気味だ。 「あたしを使って……阿久津くんを呼び出そうって事ですか?」 「そーだ」 海藤は興味なさそうに携帯をいじりながら答える。 あたしは恐る恐る周りを見回す。 場所はどこかの廃屋のようだ。