トイレの横には、あたしの荷物が置かれていた。

すぐに一緒に帰れるようにと、アクマが持って来たものに違いない。





「……本当に意味分かんない。……っう……」


先ほどのアクマの様子を思い出し、今更ながら涙が溢れてきた。




遊びだったんだろって……それはこっちのセリフだよ‼


何であたしが悪者になってんの!?おかしいよ‼



理不尽な言いがかりに怒りが湧いてくる。

その怒りを、どうする事も出来ないまま、あたしは泣きながら帰る事しか出来なかった。