「……あたし、阿久津くんの事好きじゃない……全然好きじゃない…… だから、最初から付き合ったつもりなんか無かった……」 「……っ‼」 ふらつく足元をしっかり踏みしめて、長年の思いをとうとう伝えた。 河口は、ただ茫然とその場に立ち尽くしている。 「……今……なんつった……?」 努めて冷静にそう聞くアクマ。動揺を隠しきれていない。 「山本さんに言われたからじゃない。ずっと別れたかったの……」 ヤバい……頭がガンガンしてきた。