少しだけ腕を緩め、あたしの顔を覗き込むアクマ。 顔にかかっている濡れた髪を、優しく分けてくれる。 かなりの至近距離に、恥ずかしくて視線を合わせられないよ。 その手が、軽く腫れた頬を撫でる。 「……っつ」 「……っ‼悪りぃ」 触れ方は優しかったけど、やはり痛みが走った。 「やったのは山本か」 ーードクンッ……! アクマの言葉に、全身の血が引いていくような感覚に襲われる。 なぜ、山本さん達だと分かったの……?