嘲りたいだけ嘲れば良い。 笑うだけ笑えば良い。 この一瞬さえ我慢すれば良いんだ……。 どうせ逃げらんないんだし。 半分投げやりになって、そろそろと扉を開ける。 「……っ‼」 一瞬、息を呑むアクマ。 乾いて来たとは言え、まだまだずぶ濡れな自分。 寒さで顔色が悪い。 唇に色はなく、目の下にはクマ。 頬は叩かれた為に赤く腫れ上がっている。 まるで幽霊だ。