これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて

 
そう威嚇するアクマに、山本さんは素直にその絡まらせた腕を放す。


アクマは一切、山本さんを見ない。

その視線はただ一人……あたしに向けられている。



ぁ……あわわわわ。



久々の不機嫌なアクマに、ちびりそうなぐらい怯えるあたし。


山本さんの腕を威嚇して振り払ったアクマは、ゆらりと立ち上がってあたしの前まで歩いてきた。




「どこ行くんだ?」


もう一度聞いてくる。意外にも、その声は優しかった。