ようやく訪れた昼休みに、クラスのテンションが明るくなった。 「凪桜、行くぞ」 「うん」 アクマに呼ばれて、お弁当を取りにロッカーに行く。 お弁当を入れてある小さな手さげのバックを持ち上げた時、 ん!? なんだか……軽い。 「……どうかしたか?」 すぐ後ろに来ていたアクマに驚いて、 「ううん、何でもない!」 と、そのまま屋上まで向かう事となったけど…… ……やっぱり、おかしい。いくらなんでも軽すぎるかも……