昔、よくこうやって男子達に囲まれたものだ。 アクマを筆頭に…… 一人対集団。 あの威圧感と恐怖……いつも身を堅くして暴力に耐えていた…… 今でも、ありありと思い出せる。 「おい、高瀬――……」 「……付き合ってない‼」 あたしは、咄嗟に嘘をついた。 『付き合っている』と言う状況を、少なからず否定したい自分がいる。 どっちみち別れるつもりだしね‼ 「本当ぉ?」 尚も疑わしげな山本さん。他の人も怪しんでいる。