―――――――――― ―――――― 「ねー、人数足んないから入ってくんない?」 「えっ!?」 体育の時間、急にそう話しかけられる。 驚いて振り返ると、あのギャル集団がいた。 「あ、もし良ければ環菜も一緒に――……」 「高瀬さんだけでいーよ。行こっ」 そう言って、あたしの手を引いて歩き出したこのギャルは、山本紗栄子と言う。 由奈と同じぐらい美人で、男子にも人気のある子だ。 手を引かれながらあたしは戸惑っていた。 山本さんとは、普段全く喋らない。