電車の中で相変わらず守ってくれたアクマにドキドキしながら、今日も痴漢やナンパに会わずに学校へと辿り着いた。




「おはよー♪」


「あ、環菜おはよー♪」




教室に入って、環菜に挨拶をした途端――……



……あれ?


またあの視線を感じた。




以前、教室を出る時に感じたあの鋭い視線だ。


慌ててその視線の方を見ると……



……え?……なんで?




あのギャル達が、またもやこちらを睨んでいた。