「……よし。出来た♪」



月曜日。


あたしは登校準備のため、弁当作りにいそしんでいた。




二人分の弁当を作り終え、外に出ると……



「よぉ」


「あ、おはよ」




アクマが迎えに来ている。


二人並んで登校する様子は、ここ一週間でお馴染みとなりかけていた。

ただ一つだけを除いて……





今日も手繋いでこないなぁ……




2日前のデート以来、会うのは初めてだけど、アクマは今日も手を繋いでこなかった。