そう言って店員が裏に引っ込んむ。 ゆっくり店内を見て回ろうと体を反転させたアクマに、あたしは恐る恐る話しかけた。 「あ……ねぇ……」 「なんだ?」 「ちょっと、向こうの店見てても良い?」 そう言って、指差してみせる。 「あ、あたし……あのブランド好きなの……ちょっとの間でもいいから……」 だめとか言わないかなぁ、とか不安に感じながら聞いてみたら、 「あぁ。いいぜ」 案外あっさりと了承してもらえた。