「……?何止まってんだ、行くぞ」


「あ!う、うん!」




一瞬、立ち尽くしてしまった。



手を繋いで歩くのが当たり前になりつつあった中での変化……


急に取られたアクマとのこの距離に、胸がチクッと痛む。




その痛みの正体は何だったのか……



あたしはワザと、その痛みから目をそらした。