母のその一言に驚きの声をあげた。 何故なら、 「な、なんで出掛けるって知ってるの? あたし、出掛けるなんて母さんに言ってなかったよね……?」 そう。 昨日、デートの事など母には一切話してないんだ。 それなのに出掛ける事実を知ってると言う事は――…… 「もう迎えに来てるわよ……阿久津くん♪」 「……っ‼」 慌てて時計を見直す。 「なっ、なんでっまだ20分前なのにっ……早くねっ!?」