昨日、藁にもすがる思いで助けを求めた環菜にもこの様に流されたあたしは、デートから逃れる術がない。 アクマと共に登下校するようになってから、ナンパにも痴漢にも合わなくなって環菜に泣きつく事が無くなった。 その事に非常に喜んでいた環菜。 《2人の交際に大賛成!!》 の環菜は、デートから逃げる理由を考えてやる気なんかさらさら無いようだった。 「……はぁぁぁあ~、あと20分か……」 時計を見て、更に気分が滅入る……