「……ただいまー」




傷を手当てしてもらい、思いっきり泣いたあと、アクマに家まで送ってもらった。


もちろん電車で。




最初は断ったけど、


「また襲われたら大変だろ」



と、恐ろしい事をさらりと言ってきたので、ご好意に甘える事にした。










「おかえり凪桜。
あら?なんだか目が腫れてない?」


「え゛!?そうかな!?」



出迎えてくれた母に痛い所を突かれる。



「あら、お弁当食べてないの?」



ーーどきーん!