穴が空くぐらい凝視されて居心地が悪い。 どうしようかと思っていたその時――…… 「ぎゃぁあ゛」 今度は抱き寄せられた。 「なっ、なななな」 「悪かった」 「……へ?」 耳元で謝られる。 「俺……凪桜が初めてだって知らなかった。 付き合った事もなかったなら急に部屋に上げられて、びびっただろ? いきなり迫ったりしてまじでごめん…… 守ってやるって言ったのに、俺が怖い思いさせてしまって…… 悪かったな……」