「何睨んでんだ?」 「……はっ‼いや、何でも」 心が表情に現れていたらしい。 慌てて作り笑いをする。 「お、お邪魔します」 「共働きだから両親はいねぇよ。俺の部屋はこっちだ。入れ」 「じゃ、失礼します」 アクマのご両親が不在なのにちょっと安心する。 実は初めて学校をサボったあたし。 こんな時間に帰って来た事で、怒られたらどうしようかとビクついていたんだ。