あの日…~長月先生side~

俺は岩の途中で生徒が登ってくるのを手伝った。




ロープをよじ登ってくる生徒に俺は手を伸ばしていた。





…そして、





一番最後に、






彼女が登ってくる。




『無理無理!絶対、無理!!』





彼女が言う。







『篠原~頑張れよ!支えるから』





俺はそうやって励ました。