ハピネス

相変わらずキッパリサッパリタイプの惟万理に苦笑いしつつ、自分の机にカバンを置く私。


「オイ石仲ーー!担任が職員室まで来いってーーー」


「ハァ~~!?なんで朝学校来て早々職員室呼ばれなきゃいけないのよっ!!」


惟万理に不機嫌全開で睨まれて、声をかけた男の子は「知、知らねぇよ……」と顔を引きつらせた。


完全なとばっちりだ。


「ったく…ちょっと行ってくるわ」


「OK。じゃあね早乙女さん」


「あっ、うん」


惟万理がいなくなり、千熊君も自分の席へ。


教科書をカバンから出してると、リリアが再び現れた。