ハピネス

フッ…と柔らかい声がして、頭痛が止まる。


涙の勢いも治まって来て、私はゆっくりと顔を上げた。


すると目の前にバスケットボールより少し小さい位の、薄黄色に縁取られた白い光の玉が浮いている。


「しっかりしなさい。今はもう、ゆっくり休むんだ」


「アナタ、は……」


「大丈夫。大丈夫だから」


さっきとは逆に起きていたいのに、徐々に重たくなる私の瞼。


「もう一度会えて………嬉し……せん、ぱ……」


意識を手放す前に頭に浮かんだのは、とても穏やかな笑顔を浮かべた若い男の子の姿だった。


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