ハピネス

自室のベッドに寝転び、心の底から願うオレ。


しかし……その願いは叶わないまま、時間は過ぎて行った。


「天祢ちゃん、まだ目覚まさないの…?」


「もうすぐ夏休みに入るのに……」


巴が退院し、早乙女が病院に運ばれた日から1週間後の月曜日。


HRが終わり担任がいなくなると、数人の女子生徒が心配そうに空の早乙女の席を見つめた。


オレ達が見舞いに行ってから、他のクラスメイトも早乙女の部活の仲間も病院に行った。


でもただ眠る彼女を見ているだけで、オレや石仲達がまた行っても結果は同じ。


「士源、オレトイレ行って来る」