「母さん、昨日も言ったけど早乙女多分受け取らなきゃずっと気にするぜ」


比嘉君が上手くアシストしてくれたのもあり、代金はまず御両親が支払いしてから私が払う事に決定。


お母さんが帰って一息ついたが、まだ巴ちゃんが残ってる事に気を引き締めて、いざ対面した次第だ。


どうでもいいが比嘉兄妹はお兄ちゃんより妹の方がお母さんの要素強めだと思う。うん。


「巴ちゃん…一昨日はごめんね。オルゴール壊しちゃって……」


私がソロソロとベッドに近づくと、掛け布団を鼻まで上げる巴ちゃん。


3日前と一昨日は合っていた目がなかなか合わない。